タイの移動手段といって真っ先に思い浮かぶのはタクシー、トゥクトゥクとかでしょうか。調べるとロトゥ(ロットゥ)なども出てきますよね。

私は今年初めてバンコク・パタヤ・アユタヤに旅行に行ったのですが、不安だったのが交通手段でした。英語も通じないかもしれないし、ぼったくりもあるかもしれないし、ちゃんと目的地までたどり着けるかも不安でした。

3泊5日の限られた時間での旅行だったので、なるべく移動もスムーズにリーズナブルにいきたいなーと思ってたどり着いたのが Grab という配車サービスでしたが結論としては 使って大正解

もちろん、ローカルのタクシー、トゥクトゥクやロットゥを使いこなせば安く観光をすることができるのでお勧めです。現地の感じも味わえますしね!

ただ、調べてもよくわからない、、、調べた通りほんとにできるか不安、、、という場合に最悪 Grab で移動すればいいや!と思えるだけで安心感が違うと思いますので、そういった用途でもこの記事がお役に立てれば幸いです。

Grab ってなに?

乗車時の支払いが必要なく、アプリで出発地点と目的地を指定すれば安心して移動ができる配車アプリです。 Uber をご存知の方は Uber の東南アジア版だと考えて頂ければと思います。

もともと Uber もタイでサービスを展開していましたが、東南アジアでの事業から撤退し Grab に売却したという経緯があります。そのため、タイを始めシンガポールやマレーシア、フィリピンなど東南アジアで唯一使える配車アプリです。

こうったアプリを使うことで、現地語しか使えないタクシーだったとしても安心して、ぼったくられることなく移動が行えるので本来の目的である観光に注力する事ができます。

joyful

Grab は便利だったけろー!

初めてのタイで初めての Grab を使用してきましたので、注意点なども踏まえ説明していきます!

Grab のインストール

まずは Grab のインストールです。

色々種類がありますが、ダウンロードするのは以下のアプリです。

Grab App

Grab App

Grab.com無料posted withアプリーチ

Facebook, Google を使ってのログインも可能ですが、最終的に SMS(スマホのショートメッセージ)を使っての認証をする必要があるので携帯電話の番号が必要になります。
SNS のアカウントを連携したくないような場合は、”Continue With Mobile Number” で問題ない。

この登録作業は 事前に日本で済ましておくことをお勧めします。現地で SIM カードを買って現地での携帯電話番号を持てる場合はいいですが、海外使用できるモバイルルータを空港でレンタルしているような場合、現地で SMS が受け取れず初期登録ができない状態に陥ってしまいます。

namida

どういうことけろーー

要は Grab を使うスマホで電話が受けられる状態で登録をすれば大丈夫です。今使っているスマホをそのまま海外で使う予定の人は日本で登録しておいてくださいね。

normal

わかったけろ!

次はアプリ内で決済を完結させるためにクレジットカードの登録を行う必要があるんですが、アプリ内でクレジットカードを登録するには Grab が使用できるエリアで実施する必要があり、日本で登録しようとしても “Sorry, our server reported an error(Bad Input.) Please try again later.” というエラーがでて登録ができない。

  
ワンポイント!

当時、私は一時的なシステムエラーかなーと思いまだ旅行まで時間があるからあとで試せばいいやーと思ってましたが、試せど試せど登録できず。。
Grab の利用をあきらめ現地に向かいましたが、もしや!?と思い現地で試したらすんなり登録ができました。

エラーがわかりずらいですよね。。

現地に着いたら画面下側にある “Payment” をクリックして “Add Payment Methods” でカードを登録してください。

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AMEX, VISA、Master は使えました。JCB は当時(2019年8月)使用することができなかった ので JCB しか持っていない方はご注意ください。

  
ここまでのまとめ

- アプリのインストールおよび事前登録は日本で。
- クレジットカードの登録は現地で。
- JCB は使えないので注意

調べるとクレジットカードの登録は日本でもGrab のホームページからできるというような情報もありましたが、私が試す限りログインは可能でしたが新規クレジットカードの登録は Web 上ではできませんでした。

Grab の使い方。

Grab のアプリで出発点と目的地を選んでとやってもいいですが、目的地が現地語で出てきて思うように場所が探せないので Google Map を使うことをお勧めします。

日本で行きたいところとか、自分の宿泊するホテルとかを事前に Google Map に登録しておくことでスマートに Grab アプリを使用することができます。

Google Map で経路を検索すると、移動手段として”徒歩”、”車”、”電車” の他に配車サービスが選べます。現地に行くと Grab がここに出てきて金額などがわかります。
日本だと Uber, Japan Taxi, そして本ブログの別記事で紹介している DiDi などが出てきます。

そのまま click すると、Grab に必要事項が入力されるので非常に使い勝手が良いです。後は人数によって配車する車の種類を選んで “Book” すれば準備完了です。

利用可能な人を探して、マッチングが完了すればどれくらいでくるのか、今その車がどこにいるのかがアプリ上から確認ができます。

アプリ上でチャットと電話もできますので、自分たちのいる通りや格好の特徴などを教えてあげると迷わず合流することができます。私が Grab をタイで利用して感じたのは結構向こうからチャットがきます。
どのあたりにいるのか、どんな服装なのか、などなど。

注意が必要なのが、そのやり取りはすべて 英語 です。運転手側も英語ができるかというと (人にもよりますが) 微妙ですが、すべて英語でやる必要があります。

ただ、高度な英語は必要なく、単語、単語をつなげれば問題ありません。 テンプレートも用意されてます。どうしても英語がわからなければ、グーグル翻訳を使えば大丈夫です。

万が一電話がかかってきたら、チャット、プリーズといって電話切っちゃえば大丈夫です。それで、万が一向こうからキャンセルされたらしょうがないのでもう一度探せばいいですよね!

2019 年開始の Grab Rent というサービスを使ってみた。

私がタイにいった 2019年8月時点では Grab Rent という新しいサービスが利用できました。通常の配車サービスとの違いは、通常のタクシーのように一回限りの移動ではなく、時間で車をチャーター しちゃいます。

これがタイの観光では非常に便利でした!

タイについた初日の予定はアユタヤ(ストツーのサガットのステージの舞台のモデルとかあるんです!))観光でしたが、3か所くらい寺院を巡って、途中でお昼を食べてしている間ずっとチャーターした車が待っててくれます。

普通にタクシーを拾ってでもいいんですが、その場合毎回タクシーを探さなければなりませんし移動間で余計な時間を使ってしまいます。 (もちろん Grab で毎回車を手配すれば最小限で済ませられますけど。)

Grab Rent(チャーター)の魅力は、お値段もリーズナブルなのはもちろんなのですが、寺院巡りをしている間、重い手荷物を車に置いていけるんです!!
水上マーケットとかでお土産とかたくさん買いますよね?それをもっての寺院巡りしんどくないですか?それから開放されるんです!

joyful

それはめっちゃ楽けろ~、お値段以上けろー

毎回タクシーやトゥクトゥクを拾うとなると荷物も持って歩かなきゃいけないので、ほんとは欲しかったけど荷物になるからやめよう、、、とかになっちゃうかもしれませんよね。
せっかく旅行にきているんですからそういった理由であきらめるという悲しい選択はしたくないですよね。

流しのタクシーを使うときの Grab アプリの有効利用

とは言っても、Grab ではなくて普通のタクシーを利用することもあると思います。

そういった場合にぼったくられていないか?というのを確認するために、Grub アプリで値段感を把握しておくことをお勧めします。
Grub アプリで提示された値段 (もちろん、運転手には見せずに) より安い値段から交渉してみればいいかなーと思います。

場所を伝えるのにも Google Map を使って指させば、言葉が通じなくても大丈夫ですし昔にくらべてスマホのおかげで海外旅行もだいぶ便利になりましたね。

Grab Rent の利用方法。

これは特に行き先を決めるわけではないので、Google Map からというわけにはいかず Grab のアプリで操作する必要があります。

アプリで目的地を選ぶ画面に行くと、右上に “Rent” というのがあるのでそれを選択します。そして、画面の一番下の “How Many Hours?” をタップすると以下のような画面になります。

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すると、2 hours, 4 hours, 6 hours, 8 hours の中から選ぶことができます。 (Car か Van は人数と荷物多さによって決めてください。)

注意するのは例えばバンコクで車をチャーターして、バンコク市内から出る場合はたとえ 4 時間以内で終わる観光だったとしても 6 hours か 8 hours を選択してください。

説明書きにもあるように、”2 hours”, “4 hours” は intra-city (市内) only になります。市外に出る場合は 6時間以上にを選ぶようにしてください。

また、市外に出るときは、例えば “Car - 6 hours” の場合 1700 THB となっていますが、それに 加えて 1000 THBがかかりますので、チャーター代として合計 2700 THB となります。

これに加えて、高速代と駐車場代(かかる場合)は別途かかります。(最初ぼったくりか!?と思いましたが、Grab の公式ホームページの規約にも書いてます。)

私の場合はバンコクのアソーク駅からアユタヤまでで、高速代と駐車場代併せて 265 THB だったので合計 2965 THB でした。(運転手が良くしてくれ、チップも渡したので私は +200 THB)

荷物を持たなくてよいという最大の利点が Grab Rent にはありますが、値段の面でも比較してみたいと思います。

通常のタクシーを使用した場合 :

タクシーの場合はアユタヤまでの片道の相場は 800 - 1000 THB ほど。昼食および寺院巡りで合計4か所アユタヤないで巡るので一回 150 THB で計算して 600 THB。

高速代は変わらないので +265 THB とすると、 (800 or 1000) * 2 + 600(アユタヤ観光) + 265(高速代) = 2465 ~ 2865 THB ほど。

バンコクの交通渋滞は有名なので込み具合によってはこれ以上になる可能性も。

どうでしょうか。Grab Rent を使った場合値段も確定しているので安心ですし、荷物を持たなくて良いという最大の利点がありますよね!

Grab Rent 使用時の注意点

ちょっとサービス的にどうなのかなーと思ったのは、着くや否や、今 Grab の方をキャンセルしてくれれば、もっと安く個人で請け負うぜ!との交渉をいきなりして来たことです。

その場合 Grab アプリの決済が使えないのでキャッシュで払わなければいけません。私の場合、提示された額は 2700 THB => 2000 THB でした。

もちろん Grab の 規約違反 ですし断ることをお勧めします。

Grab では保険等も自動で入ってくれているので、事故った時のことや万が何か問題が発生した場合に備えて通常通り Grab 経由にしておいた方が絶対に良いです。

その場合の断り方ですが、強気に No と言えればそれが一番です。それで、嫌な顔するようであればキャンセルにすればいいだけす。

とは言いつつもわたしは強気に出られなかったので、キャッシュがないから払えないんだといったら (No Cash. Credit card only くらいの英語でいいと思います。) オーケーといってその後は特に嫌な顔もせずに一日対応してくれました!

後は何か言われても英語がわかんないふりしておけばいいと思います。

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少しくらい高くても安心な方がいいけろ。

まとめ

如何でしたでしょうか。

冒頭でも書きましたが、現地の感じを味わいたい!値段交渉も含めて旅行だ!というのももちろんあります。

私も実際トゥクトゥクも利用しましたし、普通のタクシーも利用しました。(ロトゥは乗れませんでした。次回チャンスがあればチャレンジします。)

ただ、どこに行ったとしても最終的には Grab 使えばリーズナブルに帰ってこれるという選択肢があるだけで、いろいろチャレンジができるようになると思います。

タイに旅行に行くよ!という方はぜひ Grab (Grab Rental)を利用してみて下さい!!